JRPS愛知 第21回定期総会&医療講演会
今日は、【JRPS愛知 第21回定期総会&医療講演会】に参加してきました。
“JRPS”とは日本網膜色素変性症協会のことであります。【網膜色素変性は<retinitis pigmentosa> 略:RPと表記します】
愛知医科大学の“瓶井 資弘”教授による講演があり、講演のメインは人工網膜についてでした。
人工網膜は、網膜を電気刺激することにより残存する神経網を活性化して、視覚情報の電気信号が脳に伝達されるように補助することを目的とするものです。
人工網膜での刺激方法としては3種類程あるとのことですが、瓶井先生が研究されている方法は、脈絡膜上経網膜刺激型(STS方式)というもので、「強膜」という組織内に刺激電極を設置するので、この方法がより安全性と効果が高いとのことです。
瓶井先生他、たくさんの研究者、企業さんが日々活動してくださっています。ぼくも鍼灸治療を通して目について悩んでいる方をひとりでも多く状態改善をしていかなければと襟をただす講演内容でした。
講演後に先生を追いかけて行き、質問をさせていただきました。以下省略内容です。
僕『電気風呂や家庭用パルス治療器具での顔や頭部への刺激は有効と思われますか?』
先生『外からの電気刺激は体内をめぐるので網膜への電気的刺激効果は至って少ないと思われますが、効果の程は研究してみないとわからない』
とやさしく答えていただけました。会話をさせていただき、とてもやわらかい先生だなと感じました。
なぜこのような質問をさせていただいたかといいますと、電気刺激が有効であるならば、頭鍼パルスや顔面鍼パルスが間接的に網膜刺激となり有効性があるのではないかと感じたからです。
瓶井先生、JRPS愛知 のみなさま、ありがとうございました。
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