わがやの畑の育て方
うちの畑は、もともと田んぼで、私たちが借りる前は、何年も耕作していなくて、持ち主の方が草刈りの為に年に数回トラクターで耕して管理されていました。
2年前の春にその場所をお借りすることになり、畑を始めました。
<土づくり>
元田んぼだけあって、水が溜まりやすく固く思い土質でした。
また、南側に竹林が広がり、(特に冬場の)日当たりはあまりよくありません。
私たちがまずやろうと思ったことは、土づくり。
石灰やピートモスなどを入れるとよいみたいですが、
畑の周りで手に入ることだけでやってみよう、という想いがあったので、
お借りしている竹林などから腐葉土や竹の落ち葉をせっせと集め、
初めはそれをすき込みながら、耕していきました。
全体の10分の1くらいすき込んだところで・・・
「とにもかくにも、早く植えてみたい!」
そんな気持ちが抑えきれなくなり、
もう土づくりほったらかしで、とにかく色々と植え始めてしまいました。
その年、できた野菜もあれば、全然育たなかったものも。
サツマイモは50本くらい植えて、めっちゃふさふさに葉っぱが茂ったのに、収穫前にイノシシに掘られてしまい、ほぼ全滅。トホホだったり。
じゃが芋、ミニトマト、なす、スナップエンドウ、ネギ、ニンニクなどはまずまずの出来でした。
無事に育って、採れた野菜が食卓にあがるのはめちゃくちゃうれしいし、上手くいかなくても楽しい!
それで結局、土づくりはあいまいになったまま、それから2年、
細々とですが、生活の中で手に入るものを土に還しつつ、どんどん栽培にチャレンジしています。
ちなみに、土に還しているものは、
・刈った雑草や竹の落ち葉
・木を燃やしてできた灰
・生ごみ(コンポスト)
・飼っているチャボの糞&米ぬか
です。
<雑草について>
次々と次々と雑草が生えてくるけど、植えた野菜が負けない程度に刈って、土においています。
気になる草があると、名前を調べてみて、効能とか活用法を知れば、漬けてみたり、食べてみたり。
たんぽぽやヘビイチゴ、オオバコ・・・飼っているリクガメの大好物な草もいっぱい(^^)
一昨年からチャボが家族の仲間入りをしたのだけど、チャボも草がだいすき(^^)
カメやチャボの好きな草を見繕って、畑で摘むのも、わが家の日課。
だから、畑で勝手に生えてくる雑草は、うちでは厄介者ではなくて、ありがたい存在でもあります。
<種まきについて>
種や苗を植えるときに私が意識していることは、
その野菜が、土の環境の中で、循環の一部になれるようにということです。
土を耕しすぎて、そこに育まれている色々な植物の営みを完全に排除した上に、種をまく、というのではなく、そこに生きている植物たちの仲間入りをさせてもらう、という感覚で種まきしています。
ですので、究極は、毎年自然に生えてくるというのが理想。
こぼれ種からの。
今うちの畑では、レタス類、大葉、パクチー、ニラ、ミニトマトが、こぼれ種から育っています。
こぼれ種から育てるのは、発芽時期や成長をこちらで管理できないので、収穫時期は植付するものより遅めになっています。
そろそろかな?まだかな~?と草取りしながら芽を探すのが、楽しみになっています。
<小さな田んぼ>
去年からは、借りている畑の一部に田んぼを作りました。
小さな小さな田んぼです。
今年も家族で田植えしました。
わが家の畑は極力手を加えていないので、だから変化もすごくゆっくりですが、
その変化を楽しみに、
種まきした野菜たちが土やほかの植物と調和していくのを、
ゆっくりゆっくり、見守っています。
(ミホ)
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